こんにちはヴォーカル講師のHISAです。
ボイトレ2日目ではおなかの動きと発声を連動させる練習をしました。
https://datsuryoku-life.com/daily-voice-training-2/
ボイトレ3日目は、実際におなかの動きを生みがらもメロディーを歌えるように応用していきます。
ぜひ1日目と2日目の内容を復習してからチャレンジしていきましょう。
この記事の概要
練習したい曲を選ぶ
練習曲は歌いやすい曲であればなんでもいいですが、息の流れを感じるために、滑らかなメロディーのバラード曲をお勧めします。
私は普段のレッスンでは「中島みゆき」さんの『糸』をつかって練習しています。
声楽の方は「コンコーネ50」の1番を使っていきましょう。
曲練習その1【ハミング】
まずは「ハミング」でメロディーを歌っていきます。
ただし闇雲には歌わず、フレーズごとに一回一回止まってゆっくり進んでいきましょう。
メロディーの中でブレス(息を吸う)をする位置を決めます。
歌い始め〜ブレスまでを1つのフレーズとして考えましょう。
(ブレスの位置はメロディーの切れ目や言葉の切れ目を参考に考え、不自然にならないように決めていきます。手本とする歌手と同じところにすると良いです。)
一度歌い出したらブレスすると決めたところまでおなかの動きとハミングの音を切らさないようにします。
おなかで息を声帯の間に流し続けることを常に意識しましょう。
音が変わる瞬間に息が途切れやすくなります。
一音一音にアタックが付かないように声帯を滑らせて音を移っていきましょう。
曲練習その2 【脱力した「あ」で歌う】
ハミングの次は
脱力した「あ」でメロディーを歌っていきます。
この時にも声帯の振動が途切れないように注意しながら息を流し続けましょう。
お経のように「ベター」っと声を鳴らし続けるのがコツです。
(歌の場合はお経を唱える時よりも声帯の力を抜きますが、息を流し続ける感覚が似ています。)
ハミングで歌っている感覚そのままで、口を開けると脱力した「あ」の母音になりやすいです。
曲練習その3【歌詞をつけて歌う】
脱力した「あ」でも滑らかにメロディーが歌えたら、最後に歌詞をつけていきます。
このときにも声帯の間の息の流れを感じながら歌っていきましょう。
うまくできない時には
①ゆっくりの曲で練習する。
歌詞がたくさんあると顎や舌をたくさん動かす分、力が入りやすくなります。
また、読むことに意識がとらわれてしまい、音の微妙な変化を聞けなくなってしまいます。
響きを意識したければゆっくりとした曲で練習することをお勧めします。
②高音があまりなく、楽に歌える曲で練習する。
高音は力が入りやすいので、まずは楽に歌える音域で練習し、脱力の感覚を育みましょう。
最後に
ボイトレ3日目が終わりましたが、ここまでが、基本的な歌うときの身体の使い方でした。
大切なポイントをまとめると
- 歌の流れは息の流れ
- 喉で音を切ったり高さを調整しようとしない
- おなかで息をコントロールして送り続ける
この練習は文章だけだと伝わりにくい点が多々ありますので、いずれこの内容の動画をのせ、模範演奏を聞けるようにしていけたらと考えています。
ぜひ、意識して歌ってみてください!


