緊張する本番が終わった後に、
調子が悪い
やる気が湧いてこない
燃え尽きた
なんていう経験はありませんか?
パフォーマンス後に不調、精神の消耗に陥ることがあるように、
パフォーマンスに伴うあらゆる感情は、ただパフォーマンスが終わればなくなるというものではありません。
パフォーマンスの評価をし、次のパフォーマンスを考え、未来を見据えなければなりません。
「緊張する本番が終わったんだから少し休んでからでもいいじゃないか」と思うかもしれません。
この作業をすることは、メンタルのケアになります。
パフォーマンス後の緊張をやわらげ、エネルギーを蓄えます。
このプロセスはとても重要です。パフォーマンスの評価が終わってから休むようにしましょう。
この記事は、「演奏を支える心と科学」(著 安達真由美、他 )
こちらの文献参考にしております。
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パフォーマンス評価の手順
①良かった点、良くなかった点、両方のリストを作成する
②良くなかった点のリストをもう一度読み返し、その情報を次のパフォーマンスに役立てることができるかを考える。
③それが済んだらリストを横線で消す。そして忘れる。
④良かった点のリストをもう一度読む。
⑤良かった点のリストの事柄から、メンタルイメージを作り出す。
⑥何度も良かった点のリストを読み返す。
⑦次のパフォーマンスの準備をする。次のパフォーマンスで意識することは、良かったことについての内容を活かす。
⑧次のパフォーマンスに進む。
評価する際のポイント
評価は、自分のパフォーマンスを感情に流されることなく、客観的かつ現実的に評価します。
身体面、技術面、メンタル面に視点を置いて、否定的なことだけでなく,肯定的なこともすべて書き出していきましょう。
自己否定の癖がついていると、悪かったところばかり思い出してしまいます。
反省するのも大事ですが、
少なくとも同じくらい、よかった事も評価してあげましょう。
評価を行うメリット
パフォーマンスの評価を行うはメリットがたくさんあります。
本番後にメンタルが不安定になりにくくなる
成功失敗関係なく過去に縛られなくなる
パフォーマンスにおいて役立つことと役に立たないことが明確になる
確実に次のパフォーマンスにつなぐことができる
また、この良かった点を書いたリストは
その後の自身のチェックリスト的役割にもなります。
最後に
一番重要なことは、整理し次の段階の計画することで、今回の経験をパフォーマンスの向上につなげていくことです。
ぜひ、手順を確認しながらパフォーマンスの評価を書き出してみてください。


