あがり症克服

精神的安定を保つ考え方

パフォーマンスは、技術、身体の調子、精神状態も含め、ある程度の安定を確保していないと高いクオリティーのものは作れません。

この記事では、日常生活からパフォーマンス時まで、精神的な安定を保てるようにするための思考法を紹介していきます

思考は自分自身を左右する

本番前に不安になったり、精神的に弱っていると、マイナスな思考になりやすく、ネガティブなイメージがどんどん浮かんできます。

これらの考えは生まれるがままにしておくとやる気がなくなるのはもちろん、脳の機能が低下し、身体は疲れてしまいます。

思考は人それぞれの経験に基づいてパターン化されているものであり、クセが付いてしまっているので、もし自分を変えたければ何かしらの対処をしていかなければなりません。

物事を決めつけるような考え方をしていませんか?

パフォーマンスに限らず、仕事や日常生活での人間関係などで何かしら問題を抱えているとき、物事を決めつけるような考え方をしていませんか?

特に精神的に弱っているときは冷静に物事を考えることができず、ひとつの考えに固執してしまう傾向があります。

自分より弱いものに八つ当たりをしたり、相手の意見を聞かずに自分の考えを押し付けたりしてしまいます。

物事を多角的に見て考え方の選択肢をつくる

カウンセリングで教わった、生きるのが楽になった考え方がこちらです

この世の中には全て裏と表がある。

当たり前と思う人もいるとは思いますが、実際にいつもこの考え方をすることはとても難しいです。この考え方を習慣化できるようになると物事を見る角度がかわってきます 。

例えばー

あなたはある情報を受け取ったとします。

(~があなたの事批判してる…など)

これを聞いてすぐに反応して、落ち込んだり怒ったりしますか?少し感情を出すことを抑えてください。

この時、できるだけその情報の裏と表、メリットとデメリットを考えたり、意見を反転させたりしてみます。

(万人に自分の考えが共感されるとは限らない…批判し返したら事態は悪くなって自分に不利になる…自分に落ち度はなかったか?…相手は何を求めているのだろう…などなど)

こうすることで、その情報に対して複数の今までになかった考え方(捉え方)が生まれます。

受け取り方は自分で選ぶことができる

一つの情報に対して自分の考えが複数出たら、どの考えを採用するか決めます。このとき、自分にとってプラスに捉えるかマイナスに捉えるかを選びます。

この”選ぶ”という行為をするは、流されない自分を持つためにとても大切です。

自分の感情や思考を抑えられない人は記録をしよう

じぶんの感情や思考を抑えることができない、反射的に反応してしまうという人、大きな悩みを常に抱えているひとはぜひ「日記」を書いてください。その時の詳しい情報から悩み、不満、怒りなど全て書き出しましょう。

人は思考が複数漂っていたり整理されていない状況だと、頭の中の考えをつかむことが難しくなってきます。

脳の中の情報を書き出すと、情報をしっかりとキャッチすることができるようになり、整理することができるようになるのです。

書き出した情報を冷静な時に見て、さまざまな角度から考えてください。

もし他の考え方が生まれなくても、

とりあえず自分がどのような考え方、判断を無意識にしていのかを気付くことができます。

もし他の考え方を生み出したければ、他の人に聞いたり、心理分野の書籍、格言集などを読んでみると、ヒントがあるかもしれません。

あがり症の人ほど選択肢を作る練習を!!

私はカウンセリングを受けたり、あがり症に効果がありそうな心理の本を読んでるうちに、少しずつ物事をいろんな方向から見ることができるようになりました。

あがりの人は実際に死ぬわけでもない事に非常に怯えてしまいます。その原因には一つの考えに支配されていることが考えられます。こういった柔軟な思考の練習していれば、極度な不安には陥りにくくなるので、習慣化してみてください。