こんにちは!HISAです。
長く立っていると決まったところが痛くなってきてしまう。
そのような症状はありませんか?
体の支えるバランスが崩れていると片側の筋肉が酷使されるため、痛みとなって現れてきてしまいます。
そこで、脱力した立ち方をできるようになると、立っていても疲れにくくなります。
パフォーマンスにおいては、余計な筋肉の緊張がなくなるため(抑えつけるものがなくなる)より自由に身体を動かすことができ、パフォーマンスが向上します。
この脱力した立ち方で重要になってくるのが
「足の裏の、体重がのっている感覚」
です。
これから紹介するのは、人間の元からある骨格を見直し、有効に使っていく方法です。
次のような方はぜひ参考にしてみてください。
・リラックスして立ちたい
・武道やスポーツをしていて脱力したい、パフォーマンスを上げたい
・立ち仕事をしている
・足に痛みがある
この記事の概要
自分の重心の位置を確かめよう
自分の重心がどの位置にあるか確かめてみましょう
内股、ガニ股になっているひとは、特に重心の偏りが大きいと思います。
- 内側前パターン
- 内側後ろパターン
- 外側前パターン
- 外側後ろパターン
なぜパターン化するの?
これは原因が分かっていないそうですが、見事に4つのパターンに分散するようです。
足の裏の重心は人それぞれ偏りがあり、主に内側前、外側前、内側後ろ、外側後ろの四つのエリアに分かれています。
これを利用して、スポーツ界では「4スタンス理論」というその人それぞれの癖に合わせた体の使い方の方法なども出ています。
この理論はパワーを出したい時などには有効かと思いますが、静止している状態の時、脱力して立つ時には違ったアプローチをしていく必要があります。
足の裏は体の中心から離れているため、意識がしずらい部分です。
赤ちゃんの時には必死にバランスを取ろうとしていた体も、筋肉が発達するにつれて体を支えることが無意識になっていくと、
足首のまわりの筋肉を固め、足首でバランスを取らなくなっていってしまうのです。
足の裏の骨格をみてみよう
足を裏側から見てみるとどのようになっているでしょうか。
漠然としたイメージしか持っていない方も多いと思いますが、しっかりとしたイメージを持つことで、体をコントロールしやすくなります。
こちらをご覧ください。
足の骨格の写真

どのような特徴があるでしょうか。
形の違う骨が沢山ある
親指側と小指側で骨の太さが違う
骨は平らではなく丸みを帯びている
関節が沢山ある
などなど細かくみると色々気づくことがあります。
このほか
足の裏にはアーチがあります。
1.親指から小指にかけて

2.かかとから爪先にかけて

この二つのアーチ構造も重みを分散させる上で重要です。
足の骨格を最大限に利用する
身体は成人男性で約60キロあるとします。
体の重みが一点に集まるよりも、広い範囲に分散させた方が安定します。
土台を広くし、筋肉で支える部分を最小限にしていきましょう。
足首を自由に動かしてバランスを取ってみる
足の裏のバランスを意識する時には、足首を自由に動くようにし、積極的に使っていきましょう。
- 足の裏をべったり床にくっつけます
- 足の裏全体をつけたままつま先の方に重心を寄せます。
- 足の裏全体をつけたままかかとの方に重心を寄せます。
- 足の裏全体をつけたまま足の裏に円を書くようにゆっくりとぐるぐる重心を移動させます。
- だんだんと重さが中心に来るように、足全体に重さが分散する位置を見つけ、そこでバランスを取り続けます。
足の裏の感覚を常に意識の中に入れる
日常生活の中で気付いた時に、もしくはパフォーマンスをする際に足の裏の感覚を思い出してください。そして、パフォーマンスをする時には常に足のうらの感覚に意識を向けつつしてみてください。
最後に
いかがでしたでしょうか。足は身体を支える1番下の土台です。ここがしっかり支える機能を果たしていないと上体の力を抜くのは難しくなります。
忘れられがちな1番遠い足の裏の感覚を思い出すことで、身体全体の感覚を思い出しやすくもなります。
ぜひ試してみてください。

