こんにちは!HISAです
あがり症に困っている、なんとかして克服したい人向けの書籍の紹介です。
「一対一でも、大勢でも 人前であがらずに話す技法」
まず一冊目は
「一対一でも、大勢でも 人前であがらずに話す技法」
著書は森下裕道さんです。
森下さんは接客営業コンサルをされており、
著者本人がもともと極度のあがり症でした。
20年苦しんでいたあがり症を克服し、いまはその克服した経験をいかして教えられています。
人前で話す機会の多い人はもちろん、スポーツをしている方など、話さないけどあがり症に困っているかたにも、オススメの一冊です。
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それでは見ていきましょう。
本の概要
本書の目次
目次
第1章 一瞬で「あがり」が止まる秘密のテクニック
・なぜあなたは人前でうまく話せないのか?
・「立ち位置」を変えるだけで、大勢の前でもあがらない!
・100人以上の前でも気後れしない人の共通点
第2章 あがり症を「克服する」効果絶大のトレーニング
・トレーニング①ほめたら喜ぶところをキャッチしよう
・トレーニング②部屋の様子、人数をよく見よう
・トレーニング③相手の目を見て話そう
・トレーニング④相手の「目の動き」に注目しよう
・トレーニング⑤相手の欲求、クセ、本音を観察しよう
・トレーニング⑥顔色の変化・顔の動きを見よう
・トレーニング⑦「いつもの自分」から抜け出す体験をしよう
第3章 過去も未来も「今、この瞬間」に変える方法
・実際の緊張は、1/3以下に減らすことができる!
・「過去の体験やトラウマからくる緊張」に打ち勝つ法
・「未来の不安からくる緊張」に打ち勝つ法
・自分にかかった“悪い暗示”を解く法
・「否定語を使う人ほど、かえって緊張してしまう」
・自分のプレゼンを客観的に見られるようになる法
・「1日15分」でガラリと変わるメンタルトレーニング
・パニックになった時の瞬間対処法
第4章 どんな場面でもあがらない「切り抜け」テクニック
・「プレゼン編」どんな人でも賛同し始める話法
・「質問編」頭が真っ白にならないための話法
・「会議編」自分の意見をハッキリ伝える話法
・「面接編」心臓のドキドキがおさまる話法
・「恋愛編」「また会いたい」と思わせる話法
エピローグ
「一対一でも、大勢でも 人前であがらずに話す技法」より引用
本書の内容
第1章では、あがり症の根本的な解決方法を紹介。
第2章では、一章で述べたあがり症解決法を用いて、
あがり症の人が苦手意識もしくはできていないであろう行動対するアプローチ、トレーニング
第3章では、より細かいケースで対応法、
第4章では、話し方の講義と咄嗟の対応をする時の切り抜け方を紹介しております。
読んでみての感想
著者本人が極度のあがり症だったため、あがりのさまざまな症状、ケースごとの対応法がとても細かく、具体的に述べられていると感じました。
本人が経験していないとわからないことも沢山ありますよね。私も同じような境遇でしたので、納得しながら読ませていただきました。
あがる人と、あがらない人のやっている事、やらない事の具体的な比較など、わかりやすく書いてあります。
わたしがあがり症が酷かった頃は、あがらない人がどういう視点に立っているのか知りたかったので、とても参考になりました。
そのほか、あがってしまった時の、切り抜けテクニックなど、覚えておくと、いざという時に役立ちそうなスキルも学べる点がとても良いと思いました。実戦で活躍されている方の「生きたアドバイス」だと思います。
良いと思ったポイント
・テーマごとに綺麗にまとめられおり、挿絵や図解も多く読みやすい。
・すぐにできるあがり症対策から長期的な対策まで具体的に紹介されている。
・理解することの後に実践することも書いてあるため、「読んで終わり」にならない。
こういう人にオススメ
- あがり症を根本的な部分から治したい人
- 人前で話す機会の多い人
- 仕事などではじめての人と対話する機会が多い人
この本は実践的な内容が豊富であるため、すでに実戦で使う機会がある人ほど、役立つと思います。
是非読んでみてください。
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本田直之 著 「思考をやわらかくする授業」
2冊目は 本田直之 著 「思考をやわらかくする授業」です!
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私は「あがり症克服のため」に考え方を柔軟にしようと購入しました。
「頭が硬いよー」
そう言われる人は、もしかしたら、普段の習慣を変えることで
だんだんと変わることができるかもしれません。
それでは見ていきましょう。
本の概要
本書では
思考は一度壊してみないと固くなっていたことに気づけない
ということを前提に、
「思考」をやわらかくしていくための「思考と行動の習慣」を全61のレッスンで紹介しています。
目次
- Chapter1 思考を自由にするために「日常を壊す」 lesson1〜11
- Chapter2 〃 「万人受けを狙わない」lesson12〜21
- Chapter3 〃 「異なるものを組み合わせる」lesson22〜28
- Chapter4 〃 「思い込みを外す」 lesson29〜45
- Chapter5 〃 「欲求を絞り込む」lesson46〜50
- epilogue lesson61
Chapter1の中から私がなるほど〜と感じたレッスンを少しだけご紹介します。
lesson2「旅のように生きる」
「旅のように生きる」とはどういうことなのか
本田氏は次のように言っています。
「制限のないところには自由がない」
「自分のやっていることのなにが有益で何が無駄かはリミットを決めたときに初めてわかる 」
休みの日がいつのまにか終わってしまう。なんてことはよくありますよね。
人生においても、何年もただただ時が過ぎていて
気づいたらもうこんな歳。
そんなことを思ったりしませんか?
「旅は時間の区切りがあるから一生懸命になる」
人生も長いようで短い「旅」です。
旅のように生きることで、限られた期間で全力をつくしたり、仲間や家族、健康などに感謝できる。見える景色が変わる
1日1日を濃密に過ごす積み重ねが
豊かな人生を歩むことなのかもしれません。
lesson4『普段から意識して「いつも選ばない方」を選んでいないといざという時に冒険できない』
「人間の行動の95%は無意識に、もしくは突きつけられた要求や不安への反応として行われている」
とのことで、人間はパターン化された行動で生活しているのだそう。
本田氏は、チャンスが来た時に普段からいつもと違う方を選んでいないと
そのほとんどを見逃してしまう
と言っています。
この「行動のパターン化」はストレスを軽減する代わりにマンネリ化を起こしてしまうのでしょう。
それを変えるためには「自分の力で当たり前を変える」ことに慣れておかなければなりません。
lesson6「自分から変わる人には自由があるが、変化を邪魔する人には自由がない」
「世の中には自分から変化を起こす人がいる。
それと同じくらい、他人の変化を阻止しようとする人がいる。」
どんな社会にもこういう人いますよね。
自由になりたければ
「変わることを否定する人間になってはいけない」
と本田氏は言います。
私はある意味バランスが取れているのかなとも思いますが、他人の変化を阻止する側にはなりたいとは思いません。
こういうのは自分が変化する側にいる方が大変なんだと思います。
本書の感想
本書を読んでみて、
目からうろこの考え方や、「自分でもわかっていたけど行動に移していなかったなあ」
と感じることを的確に指摘された印象です。
この本を読みながら自分について、今までの人生について思い返しました。
また、これからの人生についても考えさせられ、
自分が諦めていた人生の選択肢も、
「もしかしたらできるんじゃないか」
そう思います。
人生は何十年かありますが、自分のやりたいことは
いつのタイミングではじめても別に良いのではないかと考えます。
良いと思ったポイント
内容が濃く、ためになることはもちろんですが、以下の点がこの本の良いところだと感じました。
・1レッスンが見開き2ページでシンプルにまとめられてある。
・重要なポイントを最後にまとめてあり、読みやすくわかりやすい。
・思考をやわらかくするだけでなく、固くなってしまう考え方の紹介もしている
・普段から気をつける「習慣」を教えてくれる
こういう人にオススメ
- やりたいことがあるけど勇気が持てない人
- 否定的思考を変えたい人
- 若い思考を持ち続けたい人
- 毎日が同じように過ぎていっている人
- 精神的自由を感じたい人
一度きりの人生。やりたいことを自由にできたらどれだけ幸せでしょうか。
人生を豊かにしたいと思う方みなさんにオススメしたいです。
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岸見一郎・古賀史健 著 自己啓発の源流「アドラー」の教え「嫌われる勇気」
最後にご紹介する本は心理学の本です。
自己啓発の源流「アドラー」の教え
「嫌われる勇気」
岸見一郎・古賀史健 著
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この本は最近本屋でちらほら見かけるようになった「アドラー心理学」の本なのですが、
まず、書籍名からしてインパクトがありますよね。
だって誰も嫌われたくはないですものですが、、
自分が予想できない内容の本ほどのぞいてみたかったりして、、、購入して読んでみました!
自分の弱さを指摘され、
「えーそれを言われるときつい」と思う内容も結構あるのですが、
本の題の通り、「自分が変わるために背中を押してくれる本」だなと思いました。
それでは詳しくみていきましょう。
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本の概要
目次
- 第1夜 トラウマを否定せよ
- 第2夜 全ての悩みは対人関係
- 第3夜 他者の課題を切り捨てる
- 第4夜 世界の中心はどこにあるか
- 第5夜 「いま、ここ」を真剣に生きる
アドラーとは
オーストリアの精神科医「アルフレッド・アドラー」
著名な心理学者「フロイト」と「ユング」に並び、三大巨頭と称されているようです。
アドラー心理学は何が違うの?
他の心理学とアドラー心理学の違いを簡単に説明していきます。
アドラーはフロイトが提唱した「原因論」を否定し、「目的論」を唱えました。
フロイトが提唱した「原因論」アドラーが提唱した「目的論」とは?
フロイトが提唱した「原因論」は
「自分の行動、状態は過去に原因がある」
といった考え方で、簡単に例えると、
あがり症だった管理人の場合
私があがり症で苦しんでいるのは、
昔、大勢の前で恥をかいて悲しい思いをしたからだ。
そのトラウマとなる経験があがりの症状を引き起こしている。
このような考え方が原因論になります。
これに対してアドラーが提唱した目的論は、
「自分の行動には目的があり、それを達成するために手段を選んでいる」
といった考え方で、
先ほどの内容で同じく例えると
私は失敗したいと思っているから
あがりの症状を自ら生み出している
ということになります。
アドラーはこの次のように言っています。
「いかなる経験も、それ自体では成功の原因でも失敗の原因でもない。われわれは自分の経験によるショックーいわゆるトラウマーに苦しむのではなく、経験の中から目的にかなうものを見つけ出す。自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定するのである」
「嫌われる勇気」より引用
あがりの症状なんていりませんよ
そう言いたくなりますが、本質はそこではなく
大切なことはその現実を受け入れ、そこからどうしていきたいか、「選択」をしなければならないと本書では書いてます。
あがり症の人は「あがり症である自分」をライフスタイルに持っているとのこと。
このライフスタイルを変えるには、「勇気」が必要であるが、
自分が変わることは未来が予想できなく、不安と恐怖を持つことになってしまう。
本書では
変わることで生まれる「不安」と変わらないことでつきまとう「不満」。この選択を迫られた時に後者を選んでしまう。
といいます。
自分が変われないのは、自分がかわらないという決心をしているから、とのことです。
以上アドラー心理学の大まかな解説でした。本書では、
自分を変えたいけど変えることができない。変わることもできないと諦めている青年と、ギリシャ哲学とアドラー心理学を探求し続けている哲学者との対話
というストーリー形式で展開されていきます。
本書ではアドラー心理学の観点から
対人関係の悩みについて
優越感、劣等感、コンプレックスについて
感情のコントロールについて
承認欲求について
教育について
自分の存在価値について
など多岐のテーマに分かれ切り込んでいきます。
今までにはなかった考え方、漠然としていた考え方をわかりやすく深く考えていく内容になっています。
こういう人にオススメ
- 自分を変えたいと思っている人
- 対人関係で悩んでいる人
- 教育について学びたい人
- 自分を見つめ直したい人
昔からこの心理学はあるのにもかかわらず、視点が斬新でなかなか面白いですね。
アドラー心理学は最近ブームになっているそうです。ということは、人との関わりが多い現代の悩みにマッチすることが多いのかなと推測します。
対人関係で悩まれている人にはもちろん、教育者の方々にも是非読んでいただきたい一冊です。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。


