こんにちは!HISAです
パフォーマンスやプレゼンテーションなど、大勢の人の前に何かをするときに、
頭が真っ白になって失敗してしまった経験はありませんか?
たくさん練習していても本番で何もできなかったらとても落ち込みますよね。
失敗してもそこで切り替えられればまだ良いですが、トラウマになって恐怖を感じるようになると人前に立てなくなってしまうこともあります。
この記事では本番で頭が真っ白になる原因と解決策について紹介していきます。
この記事の概要
緊張すると頭が真っ白になるのはなぜ?
普段一人で練習している時には起きないのに人前に立つと頭が真っ白になる。
この現象に疑問を持つ人は少なくないはずです。
「演奏していたら暗譜が飛んでしまった。」
「スピーチしていたら何を言うのか忘れてしまった」
このようなことがあったときに、
「これは記憶がなくなってしまったのだろうか?」
と思われるかもしれませんが、そうではありません。
このような状態になってしまうのは、記憶から引き出せなくなってしまうことが原因になっています。
緊張すると脳は情報を集める
目の前にあるものが自分にとって大事なことだと判断すると、脳は必死になってさまざまな情報をかき集めて出します。
その情報は、
・パフォーマンスをしている時の身のまわり情報
➡️ 目の前にいる人、観客、立っている舞台の景色、ライトの明るさ
・自身の記憶の情報
➡️ 練習時の記憶、以前パフォーマンスをした時の成功失敗の記憶
など様々です。
あがったときに過去の失敗が浮かんでしまうこと、ありませんか?
パフォーマンスをしている時には集中力が増していて脳はフル回転しているほうがのですが、あがってしまうと余計な情報まで集めてしまいます。
もし、記憶を司る海馬に緊張という情報が伝わると,過去に失敗したときの記憶がよみがえってしまいます。
脳は複数のことを同時に考えられないため,より自分にとって大切な情報に意識が集中してしまいます。つまり、意識が失敗に集中してしまうのです。
記憶流れが切れてしまうと頭が真っ白になる
記憶は流れの中で長期記憶の中から引き出されていきます。過去の失敗の記憶や、関係ない情報が突然記憶の流れに入ってきてしまうと、そこで流れが切れてしまいます。
そうすると、短期記憶ができなくなってしまって、直前に自分が何をしていたかわからなくなってしまうので、次に何をすれば良いのか分からず、頭が真っ白になってしまうのです。
解決しないと失敗のサイクルに陥ることも
もし、パフォーマンス中に頭が真っ白になってしまって、それを解決できないまま次の本番を迎えたら、「また同じく頭が真っ白になってしまうかもしれない。」と考えてしまいます。
この不安が、さらに次の本番で混乱しやすくしてしまいます。失敗経験が積み重なればそれだけ自信はなくなっていきますし、失敗グセをつけてしまうかもしれません。
失敗のサイクルにはまってしまったら、成功する可能性はどんどん低くなってしまうでしょう。
たくさん練習しても根本的な解決にはならない
準備を徹底することは、パフォーマンスの成功の確率を上げますし、大切なことです。
ただし、長期記憶から引き出してこれなくなるのであれば、いくら練習して暗譜したり、徹底してセリフを覚えても意味がありません。今までとは違う練習方法を取り入れる必要があるでしょう。
「本番で本当の力を発揮できるようにする」ための練習をしていきましょう。
本番で頭が真っ白にならないために
パフォーマンス力を上げる練習をする!
パフォーマンス力をあげる練習をしていきましょう。
何十人、何百人の前でパフォーマンスをする前に、友人や家族に見てもらうなど、比較的重要度の低い場面を作り、
実際に人前でパフォーマンスをする練習をします。
この記事では本番前の訓練法をご紹介しますが、本番中に実践するパフォーマンスをあげるコツを書いていますのでこちらもどうぞ
https://datsuryoku-life.com/stage-fright-play-music/
練習の仕方
ここで、ただ本番と同じようにパフォーマンスをしては意味がありません。
パフォーマンス中に余計なことを考えないようにする練習をしてください。演奏するのであれば曲だけに集中する練習です。もし途中で集中できなくなったり、頭が真っ白になったらパフォーマンスを中止して、もう一度やり直して良いです。
練習の中で小さな成功体験を積み重ねる
悪い癖がとれ、良い習慣がつくまでは丁寧に何回も練習しましょう。ハードルが高ければ、イメージトレーニングで一人で行っても効果があります。
最後まで通せるようになれば、それは成功体験になります。
いつも失敗する人、あがり症で困っている人は、こういったパフォーマンス力をつける練習をすると、成功確率がぐんとあがりますよ!


