あがり症克服

舞台に立つときに感じる大きなストレスへの対処法

こんにちは!HISAです

ストレスって言葉からして厄介なイメージありますよね。

適度に解消できていればよいのですが、ストレスは抱えすぎると身体の症状に現れてきてしまいます。

ストレスにも種類があって、日常生活の中の慢性的なストレスもありますが、人前でスピーチなどしなければならない直前など、一時的に大きく感じるものもあります。不安からくるストレスに負けてしまって、あがって失敗してしまった。。という経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。

この記事では、そのようなパフォーマンス前、又はパフォーマンス中に感じるストレスの対処法について紹介していきます。

「ストレス」はいる?いらない?

よく悪い印象を受ける「ストレス」

この題名を見ただけでも暗い気持ちになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

でも少し待ってください。ストレスは本当に悪いものか考えてみましょう。

ストレスはもともと、「外からの物理的,心理的な圧力に備え,うまく乗り切るために,脳や身体が緊張する反応」です。したがって,ストレスが あること自体はごく自然な状態です。

ただ、このストレスさんはメディアなどで悪いものとしてだけ取り上げられるので勘違いされやすいです。

過度のストレスは有害になりますが,適度なストレスは人間が外からの刺激に対処できるために,むしろ必要な生理的反応です。

もし、日常生活で刺激がなくなったら。。だんだんやる気、生気が無くなって行くでしょう。やることがないのも辛いものです。適度に刺激があってイキイキと生きたいですね!

このストレスは、意識的な管理や、トレーニングをすれば良いストレスだけを味方にできます。

ストレスを味方にするトレーニング

人前に立つ時に感じる「大きなストレス」に対応していくためのトレーニングです。

1.まず、様々な程度のストレスについて,その程度をレベル分けしていきます。
参考に、私の場合以下のように分けました。

例1:普段の声楽のパフォーマンス練習
レベル1 自分1人で歌う場合
レベル2 信頼できる友人または家族1人の前で歌う場合
レベル3 先生の前で歌う場合
レベル4 複数の友人の前で歌う場合
レベル5 知り合いが客のロビーコンサートで歌う場合
レベル6 知らない人の前で歌う場合
レベル7 知らない人の前で公開レッスンを受ける場合
レベル8 コンサートホールで歌う場合
レベル9 コンクールで歌う場合
レベル10 オペラで歌う場合

例2:より具体的な内容
人前でスピーチをする場合
レベル1 舞台に立つ
レベル2 舞台でお辞儀する
レベル3 舞台であいさつする
レベル4 原稿の前半を話す
レベル5 原稿の中盤まで話す
レベル6 原稿の終盤まで話す
レベル7 終わりの挨拶までする

etc…どうぞ、一度読むのをやめて、自分に当てはめてやってみてください!

2.レベル分けした中での最もストレスを感じないところからイメージトレーニングをはじめていきます。イメージトレーニングと言いますが、実際に声や動きをつけて再現してください。

3.イメージトレーニングをしながら消極的思考生じた場合、それを記録しておきます。そして、積極的思考に転換していきます。消極的思考が生まれたときは、一度全てをやめ、リラクセーションを入れてからに次に進んでください。

4 イメージしてもストレスを感じないようになるまで練習します。繰り返すうちに、自分の反応が変わるはずです。自分が満足したら次のレベルへと進みましょう。

最後に

この手法は,私が参加したアサーショントレーニングセミナーの研修でも行動療法として行いました。普段の生活から消極的思考などのストレスに対処することで,本番前で消極的思考に陥った時に対処しやすくなります。

できればトレーナーと一緒に行うのがベストですが、イメージトレーニングは1人でもできますのでやってみてください!

HISA