この記事では目標設定の仕方について解説していきます。
舞台の本番が近々ある方は、ぜひ読みながら目標設定をしてみてください。
この記事は「演奏を支える心と科学」(著 安達真由美、他 )
こちらの文献参考にしております。
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目標設定の大まかな型
目標設定は以下の3つのことを決めていきます。
- 具体的な期日を設定する
- 練習内容の書き出す
- 注意点、意識するポイントをまとめる
簡単な例をあげます。以下のような内容を書いていきます。
『何日に本番があるので、~日までに仕上げ、そこからパフォーマンスの練習に専念する。
○月×日この日までイメージトレーニングを繰り返し練習する
次に友人の前でイメージ通りにパフォーマンスの練習をする~
①身体のリラックスすることだけを意識して意識出来るようになるまで繰り返す
②内容を考えながら相手を意識して~する』
具体的な期日を設定する
まず、本番までの期日を意識しながら、細かく目標を立ていきます。
この作業はカレンダー手帳など、予定が一目で見ることのできるものに書き込むことをお勧めします。
①パフォーマンス本番となる日を書きます。
②本番までの日数を分割し、その日までに達成したい目標を立てていきます。
・期日に余裕がある場合には一週間ごとに目標を立てます。
・日数に余裕がない場合は日毎に目標を立てます。
本番から逆算し、なるべく細かく目標を立てていきましょう。
練習内容を書き出す
パフォーマンスを上げるために行う練習方法を書きだし、先ほど分けた目標に当てはめます。
この時、練習方法は
保有スキルを伸ばす練習
発揮スキルを伸ばす練習
この二つに分けて考えていきましょう。
保有スキルの練習とは、パフォーマンスそのものをレベルアップする練習(基礎練習、曲の練習など)
発揮スキルの練習とは、自分の持っている力を出しきる練習(イメージトレーニング、模擬パフォーマンスなど)
注意点、意識するポイントをまとめる
練習を行なうにあたり、常に意識することを別にまとめましょう。
毎回練習する際に見るようにするためのものです。
例
脱力のポイント、レッスンで受けた指導など
基本原則
「演奏を支える心と科学」より
目標設定の7つの基本原則を紹介いたします。
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この原則を意識することで、より効果的になるほか、 目標が立てやすくなります。
⑴具体的である
(具体的であればあるほど、やるべき事が明確に見えてきます。)
⑵測定可能なもの(具体的な記録をとれるものにしましょう。モチベーションにもつながります。)
⑶受け入れやすく調整可能
(自分の実力から、無理のないレベルで設定しましょう。)
⑷現実的
(一度に大きな目標を立てずに、小さな目標をたくさんこなしましょう。)
⑸明確な期限をつける
(敢えて細かく計画を立てる本来の目的です。)
⑹喜びを感じるもの
(やりがいは次につながります。)
⑺記録をとる
(あとで見返すことができるようにしましょう)
目標設定をするメリット
目標設定をする事で、洞察に役立ち,パフォーマンスの使命,目的,方針について具体的に考え,再確認することができます。
以上のことを踏まえて、目標設定してみましょう。


