緊張してるときは深呼吸!とよく聞きますね。
確かに緊張しているときは呼吸は知らないうちに浅く、止まるほどでしょう。
ただ深呼吸をしても、ただ吸って吐くだけでは効果はあまり感じることができないと思います。
この記事ではわたしが緊張するときに深呼吸をする理由を3つ紹介していきます
この記事の概要
なんで呼吸が浅くなるの?
なぜ緊張すると呼吸が浅くなってしまうのでしょうか。
そもそも呼吸は胸郭周りの筋肉の伸縮によって行われています。
- 吸気時に働く筋肉

写真の筋肉は肋骨を挙上する筋肉群です。
肋骨周りから、腕、首などにつながっています。
- 呼吸時に働く筋肉

こちらは肋骨を下制する筋肉群です。
挙上する時より筋肉の数が少ないことがわかります。
緊張した場面に遭遇するとこれらの筋肉も無意識に緊張し、自由に伸縮できなくなってしまいます。
その結果、胸郭が自由に広がらなくなっている状態なので、息(空気)が少ししか入らなくなってしまうのです。
このことを踏まえて、次に深呼吸する理由を紹介します。
深呼吸をする3つの理由

自分の身体の状態に意識を向けるきっかけになる
緊張していると、目の前のことでいっぱいになって、自分の身体の状態など考えられなくなってしまいます。
意識して深呼吸することで、意識の分散と身体的緊張をほぐすことができます。
一瞬だけ、目先のことを忘れて、呼吸のことだけを考え、
脱力などの身体のコンディションを整えるきっかけとして、深呼吸をしましょう。
意識的に呼吸をする事で緊張の負のスパイラルを切ることができる
身体と精神の状態は密接な関係を持っており、影響を与え合います。
精神が緊張すると身体がキュッと締まり緊張し、
身体を固めると、精神が緊張して落ち着かない気持ちなります。
あがってしまうときは、大抵
不安になる→身体が固まる→さらに精神が不安定になる→身体が震えだす
という負のスパイラルにはまってしまっています。
この負のスパイラルにはまっている時に、意識的に身体をリラックスさせると、そこから抜け出すことができます。
あがりの症状を抑えるには、まず負の連鎖を止めることができるかどうかが重要です。
身体を疲れにくくすることができる

緊張している時間が長ければその分先程の負のスパイラルに巻き込まれ、身体と精神が疲弊してしまうでしょう
深呼吸をして強制的にリラックスさせ、途中で止めることができるとその分疲弊せずに済みます。
疲れていない状態の方が、あがりの症状も出にくく、出たとしても小さく済みます。
あがりを抑えるためには疲れる前に対処しましょう。
まとめ
- 意識を身体のコンデディションを整える方に向ける
- 身体の緊張を解いて緊張の負のスパイラルを断ち切る
- 心身をリラックスさせ、本番前に疲弊させないようにする
緊張したときには深呼吸をして、本番に備えた身体の状態を作りましょう。

