あなたは自分があがり症になったきっかけを覚えていますか？
生まれつきあがり症な人はいないので、絶対にきっかけとなった出来事があるはずなんです。
その原因は１つではないかもしれません。小さな失敗経験の積み重ねもあり得ます。
もし思いつかない場合は、苦い経験で記憶から抹消してしまっているかもしれません。
あがり症の原因となった出来事は、当時の自分では解決することができなかったことなんです。
でもそのなかには、大人になった今だったらやり遂げることができる、上手く対応することができる、なんてことも結構あります。
小さい頃は大人に、他人にやらされるがまま人前にでて、パニックになってしまって何もできなかった経験も、
今だったら事前によく準備をして臨むからパニックにまでは陥ることはない
など。思えばそうだなあと思いあたることはありませんか？
私があがり症を治すために行っていたカウンセリングでは、
こういった自分の過去の経験を思い出して、そのシーンを再現し、今の自分ならどのようにするかやり直してみる
といったこともしました。
これをすると、やっている時は辛く感じるのですが、終わった後に苦い経験が、自分の克服できた経験に上書きされるので、成長を感じれるようになります。
成長を感じることができると、それが自信になり、同じ状況に陥ってもあがらなくなってくるのです。
これは行動療法の１つなのですが、最初のうちは専門家の人と一緒にワークをしてもらうことをお勧めします。
慣れたら一人でも良いのですが、心は思っているよりも弱いものなので、最初は手伝ってもらった方が安全です。
そういった手伝いができる先生がいるところは
「カウンセリング」又は「アサーショントレーニング」など検索してみるとよいと思います。
原因があるからには解決する方法はその近くにあるかもしれませんよ！
