こんにちは!HISAですTwitter@Hisamusik
日本にはあがり症の人がたくさんいます。演奏家においては、人前に立つのが慣れているかというと、以外にそうでもありません。
私の周りの演奏家や音大生の中には、死にそうなくらい本番前に緊張する人が結構いました。
人前で演奏することはプロでさえ緊張することなのです。
しかし、緊張の度合い、扱い方は人それぞれ違います。緊張をパフォーマンスの力に変えることができる人もいれば、体が言うことをきかなくなってめちゃめちゃになってしまう人もいます。
この記事では、演奏中に崩壊していかないようにする方法を紹介していきます。演劇やその他舞台をしている人にも使えることですので、参考にしてください。
あがる人とあがらない人がパフォーマンス中に考えること
あがる人とあがらない人では、舞台に出ているその瞬間に考えている事が違います。
・あがる人
ダメだった部分を思い出していたり、演奏中にほかのことを考えてしまう
▶️今に集中していない
・あがらない人
演奏の流れに乗りながら、そして客の反応を見ながら次の演奏をどう進めて行くかを考える
▶️今に集中している
あなたはどちらに当てはまりますか?
わたしは以前まで前者でした。それが当たり前の状態だったので自分では気づくことができませんでした。
パフォーマンスの最中に評価していませんか?
私は演奏している間ずっと、自分の音や出た音楽の評価をしていました。
それは当たり前なんじゃないの?
そう思うかもしれませんが、このことが私をあがりやすくしていた原因の一つだった事は確かです。
そして、評価するのは決まってうまくできなかった箇所でした。
綺麗な音が出せなかった。
失敗してしまった。
音を間違えた。
うまくできたところを評価してもいいはずなんですけどね。。。
このようなことを考えても、出てしまった音は取り戻せない。それは自覚していました。
しかし、そのような思考が習慣化していたのでどうしても引きずってしまうのです。
このような演奏に余計なことを考えるとどうなっていくかというと、音楽の表現が乏しくなったり、不安感が増してあがりの症状がひどくなっていきます。
聴衆の事を考えない独りよがりの演奏です。
演奏中は音楽をドライブしよう!
パフォーマンスのレッスンでは先生から次のように教わりました。
「歌う(演奏する)のはドライブと似ている』
「ドライブしてるときにいちいち振り返ってられないでしょう。見えた周りの景色(出てきた音楽や音程)は、今自分がどこにいるのか判断するために使うだけ。周りの景色を楽しみながら先の景色を見てなさい。」
この考え方は、目から鱗でしたが、とても納得しました。
実践してみると、評価を恐れる自分はいなくなり、
演奏したい気持ち、音楽をする楽しさ、聞いてくれる人がいるありがたさなど溢れてきました。
この考え方をしてから、音楽の先を見ることができるようになったので、表現も以前より多様になったと思います。
たどり着く場所は同じでも、時にはドライブ中にいつもの道と違う道に入って見ている風景を変えるようなイメージです。
聴衆は同じ車に乗せていきます。自分のドライブにみんなを招待して、景色をみんなにも見せてあげましょう!
人前で歌うの楽しくなったので、人前で演奏が苦手な人にもおすすめです。
評価の代わりに状況の把握、常に先をみる練習をしよう!
演奏中に評価している人は、自分の悪い点を探しながら練習していませんか?
通し練習をする時には、評価しないで演奏する練習をしましょう。
評価しないと上手く慣れない
そう言う時には録音して、演奏が終わってから評価しましょう。
そして、できていないところだけを取り出して、細部は練習をしましょう。
本番力をつける練習の仕方を習慣化していきましょう。
まとめ
・あがるのは過去の失敗、評価をして今の演奏に集中できていないから
・演奏中は常に先のことを考える
・普段の練習から演奏中に考えることを正しく習慣化させる
自分にこの癖が付いている!と思った人はやってみてください
HISA


