あがり症克服

【舞台に立つことが怖い人必見!】恐怖を感じる原因と対処法を紹介

あがり症のひどい人は

人前で演奏したり、スピーチしたり、パフォーマンスする際、

「失敗に対する恐怖」を感じると思います

私があがりの症状がひどかった時には本番が近づくと

精神状態がどんどん悪くなっていきました。

HISA
HISA

逃げたい気持ちと逃げられない現実に板挟みになると、とても精神的に辛いですよね。。。

恐怖心は本能で生まれるものなので、頭が働かなくなってしまいます。

この記事では、その「恐怖」について、感じる原因と対処法を紹介していきます

恐怖を感じる原因

恐怖を感じる瞬間

あなたはどのような時に恐怖を感じますか?

ホラー映画を見ている時、犯罪に関するニュースを聞いた時、凶暴な動物を目の前にした時など

様々ありますが、これらに共通していることは

『自分の「生命」が脅かされると感じている』ということです。

つまり人間は「死」に直結することに対して恐怖を感じます。

舞台上における恐怖の対象

あがり症がひどいと舞台に立つことに恐怖を感じます。

しかし、パフォーマンスの舞台ではミサイルは飛んできませんし、殺される危険性はほぼゼロ。

自らの「死」に直結することはありません。

ではなぜ恐怖まで感じてしまうのか。

この恐怖の原因は「すべての失敗は、自尊心や自己価値の欠落に直結する」と思ってしまうことにあります。

自分の価値がなくなることで自分の友人や同僚などの

コミュニティから除外されてしまう社会的な「死」を恐れてしまっているのです。

人によっては、社会的評価が下がることにより見下されたり、拒絶されたりするのではないかと本気で思い込んでしまいます。

このような考えは、恐怖を感じている人にとっては決して大げさなことでは無いのです。

成功することへの恐怖

失敗だけでなく成功に対する不安を抱くこともあり得ます。

一度成功すると,それによって得た社会的評価が、失敗によって低下するのを恐れ,

常に成功しなければならないという重圧に変わってしまうのです。

原因は同じ「自尊心や自己価値の欠落」「社会的な死」を恐れることにあります。

恐怖に対する対処法

この恐怖に対する対処法として、認知の改善点5つあげていきます。

①パフォーマンスを恐ろしいものではなく、ひとつの努力目標と考える

パフォーマンスをする目的を再確認しましょう。

「自分の社会的評価を下げない」という目標から

「自分の成長を自分で評価する」という目標に変えましょう。

パフォーマンスに対して聴衆がどう思うかなんて、パフォーマーは完全にコントロールすることはできません。

それに対して、自分の成長は自らが最も実感でき、判断することができます。

 

②できること、長所と分かっていることに注意を向ける

パフォーマンスの質、解釈、表現の幅、パフォーマンスにかける気持ちなど

自分にできることや長所を自分のパフォーマンスの中に見つけていきましょう。

それらが自分にとって絶対的なものであればあるほど、自信になり自尊心を持つこともでき、

自分が舞台に立っている意味を見出すことができます。

③パフォーマンスがうまくいかなくても、それは拒絶されることではないし、自分を貶めることにならないと自らに言い聞かせる

自分のパフォーマンスを評価された際に、無意識のうちにパフォーマンスだけでなく、

自らの人間性や存在することの意義まで評価されたという気持ちを抱いてしまいがちです。

間違った考えが浮かんでくるたびにそれを正すという新しい習慣をつけましょう。

④感情的ではなく客観的に評価する

パフォーマンスでミスをしてもすぐにネガティブな方向に感情を動かさず、そのミスから学び、

次の機会へ向けてパフォーマンスをさらに高めていく考え方を持ちましょう。

パフォーマンス成功の基準は自らが決めていることが多いです。それは客観的な評価ではありません。

ミスをしたからといって、必ずしも失敗ということにはなりません。

⑤パフォーマンスは生活のすべてではない

パフォーマンスの結果がたとえ悪くても、日常生活が困難になるということはありません。

これは現実な考え方だと思いますが,当の本人は,こうした自らの非合理的な思い込みに気付くことができないことがあります。

このような認知の歪みを正しく修正していくことが必要です。

最後に

いかがでしたでしょうか。

認知の改善について様々書いて来ましたが、これは自分1人でできるようになるには相当な時間や、経験、努力が必要となります。

早くて確実な方法は、カウンセラーや、専門トレーナーと一緒に行うことです。実践トレーニングの場で、即座に的確なアドバイスをもらえることは重要だと思います。

私はカウンセリングと心理学を学ぶことで認知の改善を実践し、小さなことでも自分の長所を確認してから舞台に上がるようになりました。

その結果、完全に自己不信のまま舞台に上がっていた時よりも、襲ってくる恐怖は小さく、前向きな気持ち持つことができるように変わったように感じます。

ぜひ参考にしてみてください。最後まで読んでいただきありがとうございました。